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#食料廃棄問題
何百万もの人々が栄養不良や資源不足に直面している世界において、フードロスを減らすことが持続可能な食料システムを構築するために必要不可欠な第一歩です。
私たちが消費者・生産者として存在する現状の食料システムは、過剰生産と廃棄物を生むメカニズムや、新商品を売りに出すために急速な株の売却が行われる株式市場、また、見た目も完璧な食料を供給するべきだという考え方に基づいて成り立っています。
FAO(国連食糧農業機関)によると、生産された食糧のうち年間およそ3分の1(約13億トン)が損失もしくは廃棄されている一方で、約8憶4千万人(世界の人口の12%)もの人が栄養不良に陥っていると言われています。
発展途上国では、食糧廃棄や食糧ロスは主にフードバリューチェーンの初期で起こり、収穫や保管における金銭的および技術的な制約が原因とされています。中・高所得国においては、食糧廃棄や食糧ロスはスーパーやレストラン、家庭などのサプライチェーンの後期で起こります。また、私たちは食料廃棄や食料ロスと同時に、生産・梱包・保管・輸送の過程で、土壌や水などを含む全ての資源を浪費しているのです。