サローネ デル グスト(Salone del Gusto)は、「味の見本市」と訳され、2004年からテッラマードレと同時開催されています。スローフード独自に設けている出店条件があり、通常の食の展示会では見つけることのできないような、文化と歴史を持った郷土の味が世界150カ国以上集まり、来場者はそれを楽しむことができます。
スロー・フィッシュとは、世界中の乱獲を防ぎ、持続可能な漁業を目指す漁師のネットワークです。
2年に1度、奇数年の春にイタリアのジェノバで「スロー・フィッシュ」というイベントが開かれ、世界中のスロー・フィッシュ運動家が集まります。
様々なシーフードを味わうことのできるマーケットや、スローフードの理念に共鳴する料理人たちによる料理教室のほか、専門家による魚食文化を学ぶことのできるワークショップをはじめ、有識者が集まり、E U への漁業政策提言を話し合う場なども設けられます。
2011年にスウェーデンのヨックモックで初開催され、2015年にインドのシーロンでも開催されました。2019年、北海道札幌市で、アイヌ女性会議メノコモシモシ「先住民族テッラマードレ アジア・環太平洋 in アイヌモシリ」を開催し27カ国から200名の食セクターに関わる先住民族が集結しました。2021年には、世界版の「先住民族テッラマードレ」を日本で開催することを目指しています。