2025/4/22

次世代のガストロノーム育成プログラム
「SLOW FOOD LEARNING JOURNEY」

地方の高校生、大学生対象!参加者募集中!応募締め切りは〜2025年6月20日まで!

「食」は私たちの生命や暮らしに無くてはならないものです。いつも何気なく口に入れている食べものは、日本や世界のどこかで、誰かによって生産され、みなさんのもとに届けられています。ところが「食」をめぐる状況は、急激な人口増加や気候変動、そして戦争や差別そして貧困のなかで揺らいでいます。いまこそ「食」に関する問題解決に関わるさまざまな学問の視点や方法論を学び、地域で具体的なアクションを起こす人材が求められています。

私たちの食とそれを取り巻くシステムをより良いものにするため、世界的な草の根運動をしているスローフードは、1989年にイタリアで始まり160ヵ国以上に広まっている国際組織です。スローフードが持っている、持続可能な食の生産・流通・消費に関する多面的な知見や地方で活躍する世界的・全国的な食のアントレプレナーのネットワークを活用し、地球規模の視野をもちながら食の未来を変えたいと願う地方の学生に学びの機会を提供します。

PROGRAM

本プログラムは、地方に住む高校生(1・2年生)および大学生を対象に、持続可能な食の未来を担う“ガストロノーム”=食の起業家・実践者を育成することを目的とした半年間かけて行う学びのプログラムです。

日本スローフード協会が有する国内外のネットワークを活用し、以下の内容を実施します。

  1. 大学生メンター育成プログラム
  2. 地方の高校生向けラーニング・ジャーニー
  3. 高校生と大学生がともに学ぶPBLワーク
  4. 最終発表会

都市圏よりも情報へのアクセスが限られている層にアプローチし、地域活躍人材の定着を狙う大学事業と地域内高校との接続を強化。食に関わる早期の人材発掘・育成を全国規模で行います。


ラーニングジャーニーのスケジュールと内容詳細は募集要項をご確認ください。

📄 高校生向け募集要項 

大学生の募集要項は、5月8日に公開予定です。


【2025年5月8日(木)16:30-17:45】に、 オンライン説明会を実施します。事前お申し込みが必要ですので、ご参加の方は以下よりお申し込みください。(Peatixページに遷移します)

オンライン説明会お申し込みはこちら

SCHEDULE


📓オンライン講座で学べる内容(一例

『スローフードって何?食の未来を担うアントレプレナーとは?』
・スローフードの理念と世界的な食のトレンド
・持続可能な食ビジネスを成功させる人の考え方・行動力
『スローフードの3本柱』
・バイオダイバーシティ:生物多様性と文化の多様性を守る
・ストーリーテリング:伝えること、ネットワーキング
・アドボカシー:自治体や企業との協働
『私たちの食は、どこから来て、どこへ向かうのか?』
・フードシステムの全体像(生産・流通・消費)
・現在の食の課題(気候変動、食品ロス、地域経済への影響)
『食の未来をどう変える?課題解決のアプローチ』
・課題発見の視点と、具体的な解決策の考え方

🏕️国内実地研修キャンプについて

全国&海外の生産者と学ぶリアルな3日間!
📍 場所:熊本県水俣市
📅 日程:2025年11月1日(土)〜3日(月・祝)
🎯 テーマ:「WE ARE NATURE」
🔍 内容(予定)
・スローフード全国大会「Terra Madre Japan」参加
・台湾・フィリピンなど海外の生産者との意見交換
・農家・漁師と一緒に農業体験や地元のお母さんから教わる郷土料理ワークショップなど
・現地の課題解決に向けた実践ワーク
💡注意事項
・実地研修キャンプの参加費(12,000円*税込)を徴収します。参加費には、滞在中のアクティビティ費、現地でのバス移動費を含みます。
・滞在中の食費・滞在費はスローフード協会にて負担します。
・Terra Madre Japan 実地研修キャンプの活動拠点は「水俣市 総合もやい直しセンター もやい館」です。(九州新幹線 新水俣駅より徒歩約30分または車で約6分)集合場所および集合時間は参加校が決まった後に確定します。
・滞在中のアクティビティ内容は現地で伝統的な農法を実施している農家や漁師との交流、農業体験等を考えています。

🧪 PBLワーク

大学生メンターが伴走しながら、高校生の“自分たちの問い”を深め、社会とつなげる時間。
📌 期間:2024年12月中旬〜2025年2月中旬
📌 内容
・高校生グループが選んだ「食」の課題に対して、リサーチや企画立案などを行います
・大学生は“メンター”として、相談やディスカッションの場で伴走します
🧩 テーマ例
・アグロエコロジー(持続可能な農法)
・伝統食と地域文化
・食の6次産業化
・フードロスや流通システムの課題解決

🎓 最終発表会

イタリア本部ともつながる、食の未来を語る場!
📌日程2026年3月中旬予定
📌 内容
・各グループが探究活動の成果を発表
・スローフード国際本部とオンライン接続
・修了証(PDFデータ)を授与
📍 形式:オンライン or 対面(参加校が決まり次第決定)
📌 場所・詳細:決定後に参加者へ案内予定

🌱本プログラムに参加することで、こんな力が身につきます🌱

・一次産業や食の課題を多角的に分析し、解決策を考える力
・世界で活躍する食のリーダー、生産者とつながる経験
・学校の授業では得られない、社会における実践的な学びとキャリア形成の視点

🥕こんな高校生・大学生をお待ちしています🥕

・食や地方創生に、強い興味や課題意識をもっている方
・地域の食の課題について探究学習をしたい方
・将来のキャリア形成についてグローバルな視点を持って考えたい方
・持続可能な食の未来について考え、実践してみたい方
・食に関連する仕事に就きたい方
・zoomなどのオンラインコミュニケーションツールを利用できる方


GUIDELINES

対象高校生
目的持続可能な食に関する総合的な知識を持ち、未来の食料生産を担うアントレプレナー 、“ガストロノーム”の育成
内容スローフード、大学生メンター、地域メンターなど共に持続可能な食に関する学びのプログラムに参加する高校1〜2年生のグループ(各校から4名程度)を募集します。
期間2025年9月後半~2026年3月
応募条件下記の条件をすべて満たす高校1・2年生
①一次産業、食農ビジネス、または持続可能な食に関心があること
②原則として、プログラムの全日程に参加できること
※ PBLワークでは、2〜4名のグループを作り、最終発表に向けて課題テーマのアクティブラーニングを行います。
基本的にグループ単位(2〜4名程度)での応募を推奨しますが、個人応募も可能です。 個人で応募された場合は、他校の生徒とグループを組んで活動していただく可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
募集人数高校生:最大25名
参加費高校生:無料(国内実地研修キャンプ等へのアクティビティ参加費・移動費は実費が発生します。詳細は下記)
募集期間高校生:2025年4月1日〜2025年6月20日
応募方法下記、応募フォームより学校ごとまとめてご応募ください。
▶︎ https://forms.gle/oDXCC7ySSoygrnw58
※なお、応募者多数の場合は、個別の選考を行います。選考書類として、エントリーシートを学生本人に記載いただき、応募フォームの提出と同時に応募学生人数分をまとめてご提出いただきます。

▶︎ エントリーシートダウンロードはこちら:
https://docs.google.com/document/d/1owtSX6qAJ6t7FmFsiW0Z0BrUY1eObxW8BpEJE1IvAE0/edit?usp=sharing

※本プログラムを修了した方には、スローフード国際本部の署名入り修了証(PDF)を授与します。この修了証は、進学時の自己PRやポートフォリオに活用できるほか、食関連の進路を目指す生徒にとって、貴重な学びの証明となります。
※本プログラムには宿泊を伴う研修が含まれるため、参加にあたり保護者等の承諾をいただきます。応募後、所定の様式に必要事項が記入された参加承諾書をお送りください。
対象大学生
目的持続可能な食に関する総合的な知識を持ち、未来の食料生産を担うアントレプレナー 、“ガストロノーム”の育成
内容「大学生メンター」として、高校生の学びを共にサポートする役割を担う人材を募集します
期間2025年8月~2026年3月
応募条件下記の条件を全て満たす大学生
① 一次産業や食農ビジネスに関心があること(将来、地方において食農分野で働くことに興味がある方を優先します。)
② 英語での学習・コミュニケーションが可能であること
(※TOEIC500点相当以上が望ましいですが、「英語にチャレンジしたい」という意欲があればOK!実際の現地では、サポートも入ります。)
③ やむを得ない事情を除き、プログラムに全日程参加できること
募集人数最大10名
参加費無料
※イタリア(ブラ)にあるスローフード大学と共に巡る1週間ほどのフィールドトリップ研修(参加必須)と熊本県で実施する国内実地研修(参加必須)にかかる実費がかかります。イタリアの研修でかかる宿泊費等の目安は20~30万円ほど(航空券は含まず)になります。
募集期間2025年5月8日〜2025年6月20日
応募方法※公募が開始次第公開予定

FAQ

✏️エントリーについて

【高校】実地研修キャンプには、引率の先生は必須でしょうか?

必須ではありません。任意参加が可能です(現地での滞在場所は学生と同じ場所でスローフード協会が手配いたします。現地での移動費などの実費をご負担いただきます)。

【高校】応募〜選考までの学校側の動き・流れを教えてください。
  1. 学校内で2〜4名程度の生徒を募る(※個人応募も可能)
  2. 参加生徒にエントリーシートを記入してもらう。
  3. 応募フォームに必要事項を記入し、学校内の応募人数分まとめて送信
  4. 参加生徒の保護者から参加承諾書を回収、提出する(※参加には保護者の同意が必要です)
  5. 参加決定後、生徒と共にスケジュールを確認する
食に関する学科・学部・専攻ではないですが、応募可能でしょうか?

もちろんエントリー可能です。

こうしたプログラムの参加経験がなくても参加可能ですか?

もちろん参加可能です。

現在海外在住ですが、応募できますか?

海外在住の場合は応募不可です。

地方とはどのエリアを指しますか?

ここでは、三大都市圏(東京圏・大阪圏・名古屋圏)を除いた地域を「地方」と定義します。

選考はどのように行われるのですか?

エントリーシート・応募フォームの内容により選考します。文章のみの選考になります。

🏃‍♀️ プログラムについて

キャンプのプログラムはどのような内容ですか?

① 大学生メンター育成
② 食料生産に関連する普通科以外の学科に在学する高校生向けのラーニングジャーニー(全7回オンライン講座)
③ 国内2泊3日の実地研修キャンプ(熊本県水俣市)
④ 最終発表会

都市圏よりも情報へのアクセスが限られている層にアプローチし、地域活躍人材の定着を狙う大学事業と地域内高校との接続を強化し、食に関わる早期の人材発掘・育成を全国規模で行います。

プログラムの参加費用はいくらですか?

無料です。
ただし、大学生メンターは海外渡航費(航空券・現地での移動費・食費・宿泊費)の実費がかかります。
また、高校生・大学生とも、実地研修キャンプにかかる実費は自己負担となり、それぞれの地域〜熊本県水俣市までの移動費以外に、現地移動・アクティビティ参加費で目安12,000円程度を想定しています。(生徒の食費・滞在費はスローフード協会が負担します)

部活や学業の都合で一部の日程に参加できません。

全回参加が基本となります。どうしても難しい日程がある場合は、応募時にご相談ください。

何か準備するべきものはありますか?

オンラインでの講座を行うため、タブレットやPC端末をご用意ください。また、ご自宅からインターネット(ZOOM)を繋ぐことができる環境での受講をお願いいたします。

国内研修における宿泊費はかかりますか?

宿泊費および食費はスローフード協会にて負担いたします。

🛫 海外渡航について

未成年で海外渡航は心配です。大人が同行してくれるのでしょうか?

海外渡航経験のある大学生専属の日本人サポートスタッフがつきますので、ご安心ください。
ただし、現地集合・現地解散になるため、行き帰りの渡航や保険は各自での手配をお願いいたします。

英語は話せないのですが、大丈夫でしょうか?

現地では英語も話せる日本人スタッフが引率するため、話すことができなくても大丈夫です。
ただし、国際交流を積極的に行い、英語でコミュニケーションを取ろうとする意思を持った人が望ましいです。

現地までの移動について、送迎車はありますか?

はい。空港にて集合・解散し、現地での移動はすべてスローフード日本人スタッフが引率します。

現地での食事や宿泊は、どのように手配すれば良いのでしょうか?

参加が決まった方には、こちらから手配の手順などをご案内いたします。

宿泊施設について教えてください。

決まり次第、参加者にお知らせします。

🏕️ 実地研修キャンプについて

宿泊施設について教えてください。

「熊本県立あしきた青少年の家」を予定しています。

食事について教えてください。

決まり次第お知らせいたします。

現地までの移動は送迎車はありますか?

研修場所が確定次第、参加が決まった方に詳細をお知らせいたします。

📗 オンライン講座について

講義・部活などの予定と重なり、全日程参加が難しいです。後日アーカイブ視聴で参加することは可能でしょうか?

原則、全日程の参加が条件となっております。
そのため、オンライン講座の全日程参加が不可能な場合は、残念ながらご参加いただけません。

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