八代オクラ

2021/11/4

登録日 2021年10月20日
生産地 兵庫県豊岡市日高町八代地区
生産量 年間約1,300kg
主な調理方法 生食、天ぷら、炒め物など多様
食材の特徴

伝統野菜で一般的なオクラの多くが5角形なのに対し、八代オクラは8角以上あり、肉厚で粘りが強いのが特徴です。13cmの大きさになっても筋張らず、柔らかいので、生食にも適しています。実が大きく、柔らかく、粘りが強いのが特徴です。

ゴツゴツした見た目ながら加熱すると皮はやわらかくなり、粘りがしっかりしていて味わいも濃厚です。農家さんのおすすめは縦に切ってじっくり焼くこと、素揚げにしてたべることだそうです。

歴史的、食文化的位置づけ

もともとは、八代地区よりも山奥の集落の在来種として育てられていたこの八代オクラですが、60年ほど前にその集落の方が八代地区に移住されたことから地域に広がり、以来この地域ではオクラと言えば八代オクラを指し、長く親しまれています。

生産を取り巻く状況

これまで、5−6軒の農家さんが自家用に種継ぎ・栽培を行っていましたが、地域の貴重な品種を皆で守り育てていくため、協力者に苗を配布し、栽培の拡大が試みられています。
2018年ごろから地域コミュニティ八代おもいやりネットを中心に出荷用の栽培の拡大を図っており、その他にも、地域の小学生との定植体験や八代オクラの料理コンテストなどが行われています。
収穫量が増えてきた近年は、地元の直売所や温泉旅館で購入できる他、阪神方面にも出荷されています。

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