アイヌの先住民たちが『WE FEED THE PLANET 2020』に出店したダイジェスト動画が公開されました。

2021年8月9日。今日は、国連で定められた「世界先住民 国際デー(International Day of the World’s Indigenous Peoples)」。
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世界の先住民の権利を促進、支持する記念行事が行われる日で、2021年のテーマは「“Leaving no one behind: 先住民と新しい社会契約の呼びかけ」です。
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私たちスローフードが目指す、「おいしい、きれい、ただしい」食システムや、生物多様性の保全を考えたとき、古くから自然と向き合い、自然を大きく変えることなく、敬意や感謝の気持ちを持って自然と共生してきた世界各地の先住民は、その暮らしのあり方を学ばせてもらい、その暮らしを尊重すべき存在であると、私たちは考えます。
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また、世界を取り巻く気候変動の文脈においても、先住民は、その原因への影響が最も少ない層の一部でありながら、その負荷を負う最たるグループであると言われているため、多くの国際機関が、その主張に耳を傾け、意思決定のプロセスに大きく関与すべきだと主張しています。
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そんな世界先住民 国際デーを祈念し、本日、Slow Food Nipponのネットワークの仲間である〔スローフードコミュニティ アイヌ食を守るアイヌ女性の会〕のメンバーが、昨年神戸で開催されたシンポジウムに出店した際のダイジェスト動画を公開します。
アイヌ食文化の多様性を祝うとともに、食への考え方や技術を知る機会として是非ご覧ください。
世界のおよそ90カ国に4億7000万人以上(世界総人口の6.2%)の先住民が暮らしています。
誰一人取り残さず、おいしい・きれい・ただしい食が全ての人の手に届く、そんな世界のために、一人一人ができることを、少しずつ実践していきましょう。
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