豊かな日本の食文化が今年もTerra Madre Salone del Gustoに登場します!
テッラ マードレ サローネ デル グストは、リンゴット展示場にてたくさんの国の出展者を迎えます。その中でも、日本からどんな面々が登場するか、紹介します。
日本からは13名のユース世代と8名の先住民族(アイヌ民族)関係者を含めた71名の代表メンバーが参加します。国際評議員でありSlow Food Nipponの代表として参加する伊江玲美は「この国際ネットワークの一員であり、日本から多くの代表メンバーや出展者に参加してもらうことをとても誇りに思います。今回の第12回テッラマードレのテーマは”Food for change”ですが、文化・言語・慣習が違う人々との交流を通して、参加する全ての人が新しい視点や新しいことに挑戦する気持ちを持ち帰り、より良い地球のためにまた動き出してくれることを確信しています」と言います。
Slow Food Nipponはリンゴット展示場の中に設けられる国際マーケットスペースの中でも、とりわけ期待の集まる出展者です。
日本からは「しおかつお」「有馬山椒」といった味の箱船に登録されている食品がお目見えします。「しおかつお」は、日本で一つしか作られているところの無い、塩漬けの鰹の保存食品です。お正月に神棚に飾られたり、海を守る象徴として文化的な役割を果たしてもいます。有馬山椒は兵庫県の神戸市のエリア、有馬地域で昔からあった種類を最近復活させたもので、薬効もあるスパイスです。
また、松坂牛の生産者も参加します。日本の牛肉は世界中で賞賛を受けていますが、実は一般的に食べられるようになったのは100年ほど前と、ごく最近のことです。そして、日本から輸出される牛肉の量も10%とまだ少ないのです。
大日本水産会は、日本の沿岸漁業文化や伝統を発信するために、漁業関係者と共に参加します。Slow Food Nipponと共に、Slow Fishのプロジェクトを推進しています。
また日本エリアではAqua Ignisとのパートナーシップについても発表されます。Aqua Ignisは、食に注目したリゾート施設で、Slow Foodと今後コラボレーションをしていきます。
日本最大級のレシピシェアリングサービス、Cookpadも登場します。
また、Slow Food NipponがSlow Wineのプロジェクトのコンセプトを日本酒に合わせて始めたプロジェクト、Slow Sakeも国際舞台にお目見えします。伝統・環境・地域文化を尊重した酒造りをサポートし、発信するためのプロジェクトです。
また、日本からいくつかのTaste Workshopも用意されています。
– Sushi: raw fish in Japan (9/21 5:30 p.m. – Torino Lingotto Fiere)
– Japan: the art of making Shima-Tofu (9/23 1:00 p.m. – Torino Lingotto Fiere)
Taste Workshops や Cooking Schools がオンラインで事前購入が可能なイベントです。Terre Madre Forumなどは各国の代表メンバーの議論の場であり、一般公開されており席がある限り傍聴可能です。全イベントのリストは随時更新されています。リストはこちらから
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