シマウヮ

2014/6/13

アルカ認定日 2014年6月13日
生産地 沖縄県国頭郡今帰 仁(なきじん )村ほか
生産者 高田勝
(農業生産法人 有限会 社「今帰仁アグー」代表)
生産量 月産15~30頭 年間300~350頭程
生産時期 通年
主な調理方法 煮物、汁物、炒め物、塩漬け、ラード
問合せ先 農業生産法人 有限会社今帰仁アグー
(所属CV名:スローフード沖縄 )

 

食材の特徴

西欧豚の交配関与が少なく、黒い粗毛に、背がへこみ、腹は垂れており、脚は太く短い、副蹄が地に着く。挿尾で額にしわがあり、耳は大きく垂れ、頤にふくらみを持つ外貌といい、生理的、骨格においてもっとも古い在来形質を保持しているとされる。肉質は、脂肪融点が低く、口溶けがよいため味が伝わりやすい。筋繊維が細く張りが強いため、弾力があるが硬くはない。オレイン酸の含有量が多く、灰汁が出にくい。うま味が強い。

歴史的、食文化的位置づけ

明治以降豚を取り入れた日本本土の食文化とは異なり、沖縄の伝統的な食文化は豚に始まり豚に終わるといわれている。鳴き声以外全てを食べるとも言われる沖縄の豚は、御冠船料理などの宮廷料理から一般の行事食までの沖縄の食文化の多様性をつくりだした。沖縄の在来種の豚であるシマウヮー(島豚)は、その中核を担ってきた。14世紀に中国など東アジア系の豚が沖縄に伝わり、シマウヮー(島豚)の源流になている。

生産を取り巻く状況

明治以降、生産性向上のため、バークシャー種とシマウヮー(島豚)との交配も行われた。第二次世界大戦において、沖縄では地上戦が戦われたためシマウヮー(島豚)
は90%以上消滅した。また、戦後の1972年まで続くアメリカ占領下、アメリカ本土から収益性が高い西洋種が大量に持ち込まれ、シマウヮー(島豚)は絶滅寸前に陥った。今日においては、西洋種の混入を避け、沖縄在来豚の血統を維持するシマウヮー(島豚)は減少の一途をたどり、存続が危ぶまれている。そうした中で、シマウヮー(島豚)の原種の血統を守り、育んでいる。

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