サンフランシスコレポート、第二弾は、アワビ養殖場の視察についてです!

サンフランシスコレポート、第二弾は、アワビ養殖場の視察についてです!
ここの養殖場は、写真を見ていただけるとわかると思うのですが、
地下に養殖場があります。
海水の中で、海でとれたワカメをえさとしてあげながら、育てています。
もうほぼ天然のような気がしてしまいますが、養殖になります。
地下に降りてみると、アワビを育てるカゴが250個ほどありました。
もともとは丸いカゴを使用していたそうですが、ラッコが食べに来てしまうので、
今の四角いカゴに変更したそうです。
アワビの成長速度はとてもゆっくりです。
にもかかわらず、出荷価格が安いことに驚いてしまいました。
日本では、アワビと言うと誰もが喜ぶ高級な魚介類というイメージですが、
アメリカでは日本ほどの人気ではないそうです。(人気はありますが!)
また、出荷する大きさも異なっており、日本人の方がアメリカ人に比べると
小さめのアワビを好んで食べているようです。
日本では、赤外線を使うなどして、成長速度を速めて行う養殖もあります。
その様子を写した写真を日本の漁師さんが見せると、サンフランシスコの漁師さんも
興味津々で様々な質問を投げかけていました。
海流、水温、湿度、気候。様々な条件が異なるために、全く同じ方法を取っても
同じようにうまくいくとは限りませんが、
良い技術が国を超えて伝わっていき、たくさんの人が美味しいものを食べることができたらいいな、と思いました。
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