サンフランシスコレポート第3弾!

サンフランシスコレポート第3弾!少し時間が空いてしまいごめんなさい。
今回もお読みいただけると嬉しいです!
2日目の夕食の際には、「Fish 2.0」創設者の方々とミーティングをしました。
【Fish 2.0とは?】
「持続可能な水産業の発展を目的とした投資家と起業家との出会いの場」を提供する団体です。
Fish 2.0のイベントに参加者は対話を通してビジネスモデルを改善する方法や、投資家にアプローチする方法を学ぶことができます。
一方投資家は、最新の情報や共同投資家、持続可能な水産資源のトレンドなどを得ることができます。
詳しい情報はこちらをご覧ください。
公式HP https://www.fish20.org
日本語PDF http://www.fish20.org/images/docs/Fish2.0_Japanese.pdf
【食事場所】
Passionfishというレストランで食事をしました。
名前の通り、魚への情熱が溢れるお店です。
この地域で初めて、持続可能性を考慮したお魚を提供し始めたレストランです。
私が食べたお料理も少し説明付きで載せたので、是非見てみてください。(絶品でした。)
【内容、そして個人的に感じたこと】
対話の大切さを強く感じました。
Fish 2.0の方々は、魚大国である日本と協力して、より持続可能な海を作る一歩を踏み出したい!という強い思いを持っていました。
例えば、「日本の漁師さんは皆素晴らしい技術を持っているから、アメリカに来て、アメリカの漁師さんらに教えてあげてくれないか?」という提案をしてくれました。
これについては、様々な議論を行いました。
もちろん、日本としても、そんな風に言ってくれることは嬉しいし、持続可能な漁業のために協働していきたい。けれども、
・お互いに、英語しか、日本語しか話さない漁師さん同士でコミュニェーションを取ることは、難しいのではないか
・漁師さんは皆プライドを持って仕事をしているため、自分たちのやり方の押し付けになってしまわないように工夫が必要
・日本の漁師さんに、正直メリットはあるのか
※大日本水産会としても支援はしたいが、活動資金を加盟企業からいただいている以上、しっかり加盟企業に利益を還元していく必要がある
等、、、様々な課題もありました。
投資というものが身近にあるアメリカに対して、日本ではそれほど盛んではないように感じます。
だからこそ日本人は投資をしてもらうことにより発生する責任感を強く感じるのではないかと思います。
そういった文化の差を超えるためには、今回のように信頼関係を築き、対話を重ねることが大切だと思います。
「できない理由や課題はたくさんある。それでもまず一緒に一歩踏み出しましょうよ!」
という強い言葉をFish 2.0の代表のモアナさんは何度も言っていました。
今後、 より良い未来のために協働して何かを始められる日が来ることが、とても楽しみです。
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